あさくさ海苔

海苔は江戸前(東京湾)のものが旨いという評判。東京湾で採れる海苔は、昔から「浅草海苔」の名で知られていますが、昭和30年代ころから、沿岸の開発と大量生産・機械化の影響で、養殖生産が難しかった「浅草海苔」は衰退し食べられなくなりました。本来の「アサクサノリ」の種は絶滅危惧種(1990年)になっており、現在は、全国的にも養殖用に生み出されたスサビノリから生産されているのがほとんどです。なお、一部「アサクサノリ」の復活にかける海苔業者(職人)の存在もあります。本来のアサクサ海苔は柔らかくて、旨みと甘みがあるものです。現在復活アサクサ海苔として高級(高額)海苔としてほんのわずか出回っております。

当店の海苔・千葉県産(東京湾)の海苔

海苔の生産量は、九州有明海や瀬戸内海の栄養ゆたかな海で採れる海苔が多く消費されていますが、昔から味の評判が良い江戸前(東京湾)神奈川県沖や千葉県沖で採れる海苔もまだ健在です。生産量はさほど多くはありません。

東京湾・千葉産海苔の簡単な特徴・・有明産の海苔は薄くて上品、千葉産(東京湾)海苔は少し厚手といった感じです。特徴は噛み応えがあって味わい深い。食べてみないとわかりませんが、おいしい海苔をその違いを食べ比べてみてください。きっと美味しいと思う海苔です。  当店の海苔は、昔ながらのアサクサ海苔種のものではありません(出回っていません)が、美味しい東京湾・千葉県産の海苔として、お買い求めやすいお値打ち品の海苔を「あさくさ海苔」として販売しているものです。